「ら抜き言葉」と「ゆう」を直すと文章がうまくなる

書くためには読むことから、ということで、
最近は色々な方のブログを読むようにしています。

そこでどうしても気になってしまう表記が

「ら抜き言葉」 と 「ゆう」です。

 

ら抜き言葉とは……

上一段・下一段・カ変活用の動詞に可能の意の助動詞「られる」が付いたものから「ら」が脱落した語。 広辞苑 第六版

広辞苑にも「ら抜き言葉」の見出しで載っています。

「食べられる」を「食べれる」
「見られる」を「見れる」
「感じられる」を「感じれる」

文法的には「ら」が必要な言葉なのに
「ら」を抜かしてしまっているのが「ら抜き言葉」。

 

「ゆう」も辞書で調べると……

ゆ・う【言う・云う・謂う】⇨いう    広辞苑 第六版

ゆ・う【言う(謂う・云う)】
〔「言う」の表音式かなづかいによる表記〕⇨いう   明鏡国語辞典

などのように、「言う」に誘導されます。

「ゆう」は「言う」の誤った書き方です。
文章で「〜と言う」をひらがなにする場合は「〜という」が正しい表記です。

 

この二つの表現が出てくると、
途端に文章が安っぽくなってしまいます。

もともと、このような表現は、
会話の中だけで使われていた「話し言葉」なのです。

特に「ゆう」に関しては、
ネット上で「バカに見える」とまで言われることもしばしば。

そして私の場合はそこから「ら抜き」や「ゆう」ばかりが気になってしまい、
内容が頭に入ってこないのです……。

 

ついでにもう一つ。

「い抜き言葉」も気になります!

「食べている」を「食べてる」
「書いている」を「書いてる」 など

「〜している」を「〜してる」というように
「い」を抜いた表記です。

私が見るに一番気になるのが
「〜ってゆってる」

うおー!!!「ゆう」と「い抜き」のダブル使い!!!
こうなると、その後の文章を読む気も失せます。

「い抜き言葉」に関しては、辞書類には掲載されていませんでした。
「ら抜き言葉」よりは気にならないようで、あまり話題になりませんが……。

こういう表現、やめませんか……?

正しい日本語は文章全体をうまく見せる

ブログを書く時も、正しい日本語を使う方が
文章がぐっと洗練された感じになります。
そして何より読みやすいです。

第一歩として、まず

・「ら抜き言葉」をやめる
・「ゆう」は「言う・いう」と書く
・「い抜き言葉」に注意する

これだけでも意識してみてください。

それだけで、文章がぐっと上達しますよ。

(私も気をつけます〜!!!)

 

 

↑言い過ぎです。笑
銀魂のサブタイ風に書いてみました。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

小説も書ける手書きスト、筆文字アーティストの桜月あゆみです。

カラー筆ペンを使った筆文字アートや、手書きチラシ等の制作。
短編〜長編の小説も書けます。

1984年生まれ、生まれも育ちも山梨県。現在は甲府市在住。
2012年 宅地建物取引主任者(現在は取引士)取得。
2014年 処女小説が審査員特別賞を受賞。
不動産営業を引退後、現在は主婦&筆文字作家として活動中。

2016年 筆文字(伝筆)初級講座受講、その後中級講座まで終了。
2019年 筆文字グッズ(お名前詩やネームタグ、アクセサリーなど)の制作販売を開始予定。

目次
閉じる