ブータンに学ぶ「しあわせ」

ブータンには、日本語の「幸せ」に対応する言葉がない

山梨県立博物館で開催されていた
「ブータン しあわせに生きるためのヒント」という企画展に行ってきました。

ブータンは「国民総生産」ではなく「国民総幸福」を提唱し、
国民の幸福度が高い国ということで有名になりましたね。
けれど、ブータンは現状では経済的には決して豊かとはいえない国です。

なぜ国民の幸福度が高いのでしょう。

展示の終わりに、映像が流れていました。
ブータンでは日本語の「幸せ」に対応する言葉がなく、
近い感覚の言葉に「セムガェ」があり、それは「心地良い」という意味なのだそうです。

「幸せ」=「お金や物」ではない

どんな時に「セムガェ」を感じますか?という質問に対するブータンの人々の回答は
「親友に会えたとき」「子供の顔を見るとき」
「生きとし生けるもののことを祈るとき」など。

確かに「心地良い」ことはなんですか?と聞かれれば、
「お金がいっぱいあること」とは答えにくいかもしれません。

幸せの定義が違うのかも。

 

祈りのちから

ブータンは仏教思想が浸透していて、「祈り」が生活の一部になっているそう。
1日のうち、1時間半もの時間祈ることがあるのだとか。

そんなに長い時間祈っていたら、自分のことだけでなく
家族のこと、周りの人のこと、果ては世界中の人々、それこそ生きとし生けるもの全ての
「セムガェ」を祈ることができそうです。

祈りって、瞑想とも似ていて、自然に自分自身と向き合う時間になるように思います。
日々の反省をしたり、感謝をしたり。
そうしていれば、確かに幸せに近づきそうな気がしてきます。

 

しあわせに生きるため、私が見つけたヒントは……

「祈り」と「足るを知る」こころ。

祈りや瞑想で自分のことを見つめ、人の幸せを想うこと。
そして、欲張りすぎずに、今持っているもの、ことに満足、感謝すること。

あ、でも向上心は忘れずにいたいです。
我欲ではなく、人のために、役立てるように。

うん、納得。

 

 

巡回展、まだ見る機会があります

最近仏教について学んでいる夫が急に「ブータン行きたくない?」と言いだしたのが昨夜。
何を突然言い出すんだと思いつつ、
「ブータン展なら県立博物館でやってたよ」とうろ覚えながら返事をして、
ネットで確認するとなんとちょうど15日まで!
ということで、夫の休日だった本日、唐突に思い立って行ってきた次第です。笑

去年から巡回していて、山梨では今日まででしたが、
これからは兵庫や広島でも開催が決まっているようです。

お近くの方は覗いてみてはいかがでしょうか(*´ω`*)

 

 

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この記事を書いた人

小説も書ける手書きスト、筆文字アーティストの桜月あゆみです。

カラー筆ペンを使った筆文字アートや、手書きチラシ等の制作。
短編〜長編の小説も書けます。

1984年生まれ、生まれも育ちも山梨県。現在は甲府市在住。
2012年 宅地建物取引主任者(現在は取引士)取得。
2014年 処女小説が審査員特別賞を受賞。
不動産営業を引退後、現在は主婦&筆文字作家として活動中。

2016年 筆文字(伝筆)初級講座受講、その後中級講座まで終了。
2019年 筆文字グッズ(お名前詩やネームタグ、アクセサリーなど)の制作販売を開始予定。

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